
大きく高くなりすぎた庭木を
自分で切る(伐採する)方法をご紹介
限界を知る自分で切れる木・切れない木
自分で切れる庭木
高く大きく成長してしまった庭木。どうにか自分で切ろうと考えている場合、まずは、自分で切れるか、切れないか。その判断が必要です。では、どのくらい「高さ」や「大きさ」の庭木であれば、自分で切れるのでしょうか?
自分で切れる庭木の目安
高さ:2m まで 太さ:10cm までの庭木
高さが2mは以外と低いと感じるかもしれませんが、実際に脚立に上ってみると2mは以外と高いものです。たかが2mでも転落すれば怪我をするには十分の高さと理解できるかと思います。また、太さ:10cmは、ノコギリで木を切る場合の太さを指しており、こちらもたかが10cmと思われるかも知れませんが、人力で切るの場合、かなりの労力が必要となります。さらに大きく太い樹木を切る場合、さまざまな危険がある為、ご自分での伐採はおすすめできません。
栃木県の市区町村別 庭木の剪定・伐採情報

自分で切ってはいけない危険な庭木
下記は危険の為、伐採業者にご相談ください。
- 高さ 2m 太さ 10cm以上の大きな木
- 枝が大きく張り出したバランスの悪い樹木
- 家屋や隣家・道路など影響する支障木
- 腐朽による危険木
- 病気・虫害による危険木
- 植栽桝が狭い・浅い危険木
メリット庭木を切る、伐採によるさまざまなメリット
「庭木を切る、伐採する」ことには実はさまざまなメリットがあります。庭木が大きくなりすぎると日当りや風通しが悪くなりますが、原因となる庭木を伐採することで、問題が改善し「日当りがよく、風通しもよく」することができます。 また、隣の住宅まで庭木が伸びてしまうと近所迷惑にもなり、道路に枝が張り出し標識や信号を隠してしまうこともあります。さらに、大きくなりすぎた庭木が、台風などで倒れて隣の住宅を壊してしまい、損害賠償になることもあります。このようなさまざまな問題を、庭木を切る、伐採することで解消できます。
庭木を切る、伐採することのメリット
- 日当りが良くなる
- 風通しが良くなる
- 見通しや景観が良くなる
- お庭を広く使える
- 近所への迷惑を解消できる
- 倒木のリスクを解消できる
危険性1庭木を伐採する際の危険

庭木とはいえ伐採を行う場合、どうしてもさまざまな危険がつきまといます。さらに、大きく高い樹木になる程に伐採の危険性は大きく増してしまいます。伐採は、もちろん最悪のケースですが「高い作業場所から落ちる」それだけで死亡事故にもつながってしまうこともあるのです。
知識や経験のない素人の方が木を切る場合、そうしたさまざまな事故などの危険を考慮し、高さ2m程度までが限界ではないかと思います。また、ご自身で伐採する際は、下記の伐採のリスクを理解した上で、安全に十分に配慮し作業を行ってください。
伐採の際の危険実例
- 伐採した木や枝が自分に倒れてくる
- 高所から落ちる
- ノコギリなどの道具により怪我をする
- チェーンソーのキックバック(跳ね返り)で怪我をする
- ハチ、毛虫、蚊、アブなどの虫に刺される
危険性2庭木を伐採の天候と気候
伐採の天候条件
伐採作業をする際の天候もとても大切です。雨天の場合、滑りやすいため伐採した木が、意図しない方向にすべってしまったり、高所から滑り落ちてしまう可能性があります。また、風の強い日は、伐採した木が、意図しない方向に風で煽られてしまったり、高所から風の影響で落ちてしまう可能性もあります。
庭木を伐採してはいけない天候条件
- 雨が降っている日、前日の雨などで滑りやすい日
- 風の強い日、風が強くなりそうな日
- 雪の日、残雪で滑りやすい日
伐採の気候条件
庭木を伐採作業をする際、どんな気候が向いているのでしょうか。春は木の芽時。言葉の通り木の芽が出始め伸びてゆく季節です。夏の樹木から伸びた枝葉に沢山の葉が茂ります。秋は紅葉。「落葉樹」とよばれる樹木が紅葉します。冬は冬枯れ。落葉樹の葉がすべて落ちます。
剪定の場合、行う時期によって沢山の花が咲くなどの影響も大きいのですが、伐採の場合は、樹木自体を切り倒してしまうため、気候によって、やりやすい、やりにくい程度の問題かと思います。もちろん、葉が落ち、幹や枝がわかりやすい「冬」のほうが伐採はやりやすく、おすすめとなります。
伐採の道具庭木を切るのに必要となる道具

庭木を切る(伐採)ためには、さまざまな道具が必要となります。もちろん怪我なく、安全に作業をするためには、それぞれの道具にしっかりと慣れておくことが大切です。ご自身で伐採する際は、ノコギリなど伐採道具による怪我をするも多いため、安全に十分に配慮し作業を行ってください。
2mの庭木を切るための脚立
脚立は、通常、上の2段分はのれないものが多い為、仮に2mの庭木を切る場合、2m以上のサイズの脚立が必要となります。
庭木を切るのに必要となるさまざまな道具
- ノコギリ
- 植木用:枝切りハサミ
- 植木用脚立
- ヘルメット
- 身を守る衣服
- ゴーグル
- 手袋
- 安全靴
庭木を切る際、必要となるその他のアイテム
- 虫除けスプレー
- 蚊取り線香
- 汗拭きタオル
- スポーツドリンク
伐採方法自分で庭木を切る方法
高さ:2m 太さ:10cmまでの庭木の伐採手順です
1 木やその周囲に問題がないか確認する
切り倒す木の周辺に電線や住宅などがないか?適切な距離があるか?などを確認する。 風がないか?確認する。風が強い場合は伐採はできないため延期してください。 伐採を予定している木を確認し、腐朽していないか?キノコが生えていなか確認する。腐朽やキノコがある場合、樹木内部の腐朽が予想される為、危険ですので伐採は中止してください。
下記の場合、危険のため伐採を中止してください
2 木を切り倒す方向を決める
周囲を確認し問題がない場合は、どの方向に木を切り倒すのか方向を決定します。切り倒す方向に、邪魔な物がないようにし、他の木の枝などがある場合、伐採木が「かがり木」になってしまう恐れがある為、他の木の邪魔な枝も切っておきましょう。
3 お清めをする
日本には「八百万の神」という、あらゆるものに神が宿るとされており、樹木にも「ご神木」と呼ばれる神が宿る木や、さまざまな古木の伐採の際「お清めをする」習わしがあります。庭木を伐採する際に、お清めやお祓いをご希望する場合、神社や寺院に依頼ができます。その場合、謝礼としてお祓い費用が必要となります。また「自分でお清めをする」場合、下記の方法で簡易的なお清め、お祓いが可能です。
伐採のお清めを自分で行う手順
- 手を合わせ感謝を伝える
- お神酒、塩、お米を供える
- 最後にもう一度、手を合わせ感謝を伝える
4 伐採する庭木の邪魔な枝を切り落とす
伐採する庭木を切る為に、まずは、脚立を使い生えている枝を切っていきます。枝が張り出したままだと、枝が引っかかって「かがり木」となり事故の原因となってしまうため、張り出した枝は出来る限り落としてしまいます。
5 庭木を切り倒す
ノコギリで「受け口」「追い口」と呼ばれる切り込みを入れ、一気に切り倒すのではなく、最後に「ツル」と呼ばれる場所を残しながら、安全に庭木を切り倒していきます。
伐採する庭木を切り倒す手順
- まずは受け口を木を倒す方向に切り込みを幹の1/3程度行います。
- 次に、追い口を逆側から受け口の少し上に切り込みを入れて行きます。
- 最後まで切り離さず、「ツル」と呼ばれる場所を残し、木を倒す方向へと慎重に木を倒してください。
- 木が倒れたら、「ツル」を切り離し、切り倒しを完了です。
伐採木の処分自分で切った庭木を処分する方法

伐採した庭木や枝などをそのまま放置してしまうと、切り倒したとはいえかなりの場所を必要としてしまい、せっかくのお庭が使えなくない状態になってしまいます。 庭木を切り倒して終わりではなく、処分のために、伐採木や枝木を細かく切り分けて、処分場に持って行くか、自治体にもよりますが、可燃ゴミとして処分可能であれば無料で処分が可能です。
庭木を処分できる2つの方法
- 処分場へ持って行き、処分する
- 「可燃ゴミ」として捨てられる場合があります ※1
※1 各自治体のルールをご確認しルールに沿ってご対応ください
自分で切った庭木を処分手順
- 枝が残っている場合、枝落としを行います
- 丸太となった長い木を処分方法にあわせ切り分けます。
- 切り分けられた幹や枝木を、トラックなどに積み込み処分場へ持って行く
- 自治体によっては「可燃ゴミ」として捨てられます。自治体ごとのルールを確認し、ルールに沿った処理を行い回収してもらいましょう。
伐採方法2自分で切れない庭木の伐採

設備や知識、経験ないまま
無理に伐採せず業者に相談を
自分で切るのも良いことですが、伐採は危険と隣り合わせ。 大きくなり過ぎた木の伐採は、庭木といえど時に人命を落とす大事故にもつながってしまいますので、 設備や知識、経験のある業者に、すみやかに相談しましょう。
伐採費用が心配な場合は無料見積を
プロの伐採業者に依頼するのは、費用が心配な場合もあるかと思います。 とはいえ、伐採はサービスの特性上、現地でしっかりと確認しないとリアルな費用のご確認が難しいサービスです。 業者の無料見積を利用し、ご検討いただくのが最善かと思います。
栃木の伐採栃木で安く信頼できる伐採業者を選ぶなら

お値打ち伐採木を買取りでおトク!
栃木や近郊の方は小澤木材店にご相談ください
栃木県の小澤木材店では伐採したお値打ち木を買取しております。だから伐採費用が断然お得です。庭木の伐採・枝払いまで、安心して任せられる熟練スタッフが丁寧に対応いたします。